七五三の撮影もピークを過ぎて、あっという間に十二月も終わりに近づいてきました。寒い毎日、何だか今年は冬の訪れを特に早く感じます。皆さん風邪などひかれていませんか？特にお母さん。ついついお子さんたちの体調優先で自分の事は後回しになってしまいます。あと少しあと少し・・・とついつい無理もしてしまいます。なるべくゆっくり、と思ってもなかなかだと思います。でも、やっぱり・・・ご家族の体調と同じくらい自分の身体も心もいたわってあげて下さいね。今年もあと少しという事で振り返えらせていただくと、今年もたくさんのお客様とのいろいろな出会いがありました。ずっと長くながおかスタジオを選んでくださって、写真を撮り続けてくださっているお客様、ネットで見つけてくださったながおかスタジオのホームページを気に入ってくださったお客様、お友だちのお家に飾ってあった写真が素敵だったからと来てくださったお客様、お店の前を通られて、窓に飾ってある写真を気に入ってくださったお客様、それから、撮影に行かせていただいた幼稚園や保育園のお客様。生まれて一ヶ月の赤ちゃんからおじいちゃん、おばあちゃんまで実にいろいろな年齢の方との出会いがありました。
そして赤ちゃんからおじいちゃん、おばあちゃんまで私はたくさんの学びを頂きました。お宮参りの時期の赤ちゃんはとにかくたくさん寝て寝て、おめめが覚めるのはおっぱいやミルク、おしっこやうんちのとき。空腹と不快感。赤ちゃんってすごいな。生きる力がすごいな。その赤ちゃんが、いろいろなことを認識しはじめて人見知り、場所見知りをする子もいます。それも本当にすごい成長ですね。人見知りや場所見知りは赤ちゃんや小さな子ども達には決して心地よいことではありませんからできるだけ早く気持ちをほぐしてあげたいと思っています。もちろん大人の皆さんにもリラックスした心地のいい時間を過ごしていただきたいと思います。写真は「写心」その時の心が写ると思います。無理な演出や作り笑顔ではない心からの自然な笑顔になるように導くことができればと思います。
人はなぜか年齢を重ねていくと写真に写る自分の顔をよく思うことができにくくなるようです。と、言う私も写真や鏡に映る自分を見ると・・・でも本当は年齢を重ねていくって美しくて、素晴らしい。それはこれまでの人生の色んな苦楽の積み重ねがあるからこそ、なのでしょうね。たくさんの目尻のシワはたくさん笑えているということだと思うようにしています。若い子には若い美しさ。年齢を重ねていくとまた若い子にはない美しさがきっとある、と思い込むようにしています笑。でも本当にそうだと思います。最近はご自身の準備として遺影用の写真の撮影に来てくださる機会が増えました。「すっかり歳をとったから本当は写真は嫌なんだけど・・・」とおっしゃいますが力強さの中に優しさの溢れた男性の表情はとても素敵ですし、少し恥ずかしそうにしながら微笑まれる女性の表情はとても美しいと思うのです。遺影用の写真で、写真がなかったからと探して探して大きく引き伸ばされた写真とは全く違う、「その時のご自身」をそのために残されておくことは悲しいことではない、その年齢だからできる素敵なことなのだと少し年齢を重ねた私はそう思えるようになりました。
皆様、今年もながおかスタジオにご来店いただきまして本当にありがとうございました。ああすれば良かった、こうすればよかったと思うこと、反省もたくさんあります。まだまだ未熟といいますか、足りないことも多く皆様にもご迷惑をお掛けした事と思います。たくさんの方にお会いする事ができて写真を撮影させていただく事ができる、感謝の気持ちを常に心に、新しい年もみなさんいとっての大切な一枚のお手伝いができますよう、もっともっと頑張っていきたいと思っています。
皆様よいお年をお迎えくださいね。