京都 ながおかスタジオ 大人だって

imafuku8254

ながおかスタジオに記念写真の撮影に来てくださるお客様。お宮参りの撮影は赤ちゃんお一人と、それ以外にもご夫婦、ご家族皆さんで撮らせていただく ことが多いのですが、七五三やご入園、ご入学の記念撮影では、「大人は入らずに子どもだけの撮影にします。」とおっしゃるお客様もいらっしゃいます。「ご 両親は入られませんか?」とお伺いすると、「もう写真は恥ずかしいから・・・」「もう歳だから恥ずかしいし・・・」とのお声が。そしてそのお声はお母さん からが多いのです。うーん・・・もったいない・・・でも、こう思っておられる方はきっといらっしゃると思います。

では、それはなぜだろうと 私なりにその理由を探してみました。お子さんがまだまだ小さくて、いろいろなところにお出かけされるときっとお父さん、お母さんたちはカメラや携帯でお子 さんの写真をいっぱい撮られると思います。元気に駆け回るお子さんの姿を追いかけながら、その時その時の姿を撮影されている事と思います。なかなか、お母 さんも一緒にハイ、ポーズとはいかないかもしれません。私もそうでした。子どもの姿は一生懸命撮っていたけれど、自分が写真に写る生活からはすっかり遠ざ かっていました。子どもたちを抱っこしている頃は一緒に写っていたのですが、子どもたちがどんどん一人で歩き出すようになると自分は写らなくなっていまし た。そうするうちに、なんだか写真に写るということがものすごく特別な事のように思えてしまい、気恥ずかしくなってしまいました。撮った写真を現像してア ルバムに整理すると、その写真は子ども、あるいは子どもとお父さんばかり・・・もちろんそれはお母さんにとって嬉しい思い出ですが、なんだか少し寂しい気 もします。子どもとアルバムを見ていると、「ママ全然いないねぇ」と娘に言われました。だって撮っているのは私ですからいなくて当たり前なのですが娘にし てみれば私も一緒に写っている写真がないのは嬉しくなかったようです。

歳を重ねて、いつの間にか、なぜか写真に写ることが少し恥ずかしく なってしまっていた私ですが、子どもたちにしてみればいつも変わらない、いつも、私は私なのです。その私が嬉しそうに一緒に写真に写っていたら子どもたち もなんだか嬉しいのです。だって、子どもたちにとって、お母さんの笑顔は最高ですから。

それから私は機会がある時はできるだけ子どもたちと 一緒に写真を撮っています。子どもたちの背も伸びてもう私より高くなっています。一緒に並んでいる姿を見ると似ている部分がよくわかり、思わず笑ってしま います。確かに昔より歳をとりました・・・でもそれは当たり前の事。子どもたちは日々成長しているのですから私も順調に歳を重ねていくことは自然な事で す。でも、でも。こうして過ぎていく日常は当たり前のようで当たり前ではないと思います。

元気に毎日過ごせる事。しわや白髪が出てくる事。年齢を重ねていけるってなんてありがたくて、なんた素敵な事なのでしょう。そんなお父さん、お母さんの姿って子どもたちは大好きでしかないはずです。

大人だってどんどん自分の写真を撮りましょう!

ス タジオでご家族皆さんの記念写真を撮影させていただく時間が大好きです。撮影前に鏡を見ながら髪をセットされているお母さん。ネクタイを直されているお父 さん。「なんか恥ずかしいわぁ。」とおっしゃいますがどなたもその表情は素敵な素敵な笑顔。そして出来上がった写真を見て、「やっぱり撮って良かった。」 とおっしゃっていただける事。そんな幸せな時間を持たせていただける事が本当に幸せです。

皆さんにも、お子さんのご成長はもちろん、ご家族皆さんの日々もぜひ写真に残していただきたいなと思います。記念写真を撮る機会、または記念日でなくても一度皆さんで家族写真を撮ってみて下さい。

http://www.nagasta.com

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