京都 ながおかスタジオ テナーサックスとスカパラとマラソン大会

img_2160

http://www.nagasta.com

私事ですが、中学生の娘は吹奏楽部に所属しています。楽器はテナーサックスと言いましてサックスの種類の中でも大きさがある方なので、重たそうだなというのが最初の印象でした。娘が中学校に入学してどのクラブに入ろうか迷っていた時、娘に「どうしよう。」と聞かれた私は「女子はどんどん運動から遠ざかっていくから今のうちは運動してもいいんちゃう?」と言いました。何の根拠もないですが、ただその時はそう思ったのです。でも、この一言だけは言いました。「自分がしてみたいと思うものにするんやで。三年間頑張るのは他の誰でもない自分やからな。」もちろん突き放しているのではありません。責任逃れでもありません。難しいけれど自分で考える、自分で決める、という事は大切だと思います。もちろん相談には一生懸命向き合いたいと思っています。でも最後は自分で決めてほしいなと何事にもそう思っています。間違ってもいいし、自分で決めた事だけど壁にぶつかってもいい。ちょっと後悔してもそれはそれでいいと思います。・・・そうして彼女が決めてきたのが吹奏楽部でした。楽器も希望通りになるかはもちろんわかりませんが、希望を出せるようで、彼女が希望の一番目に挙げたのがサックスでした。そして有難い事に希望のサックスを使わせていただく事になりました。私自身ピアノは習っていましたし音楽も大好きですが、吹奏楽は全く未知の世界。サックスと聞いて娘に「いいや〜ん!スカパラやん。」・・・そう言って、娘に「え、知らん。」そう言われたのでした。

それから彼女は頑張りました。息が続かない・・・口には口内炎・・・楽器をくわえすぎて唇が切れる・・・重たい楽器の持ち運び、先輩との関わり・・・小学校とはまた違う世界でどの子もこうやって頑張っているんだなぁと、朝練で重たい荷物を持って歩く中学生を見るたびに思いました。その背中に「どの子も行き帰り気をつけて」と心で願いました・・・それから早いもので二年生になった娘。演奏も素敵になりました。後輩もできました。二年生もあと残り四ヶ月。吹奏楽のビッグバンドと言うオーディションにも幸い合格して、他校の中学生と一緒に演奏をするんだそうです。私も彼女のおかげで吹奏楽という新しい世界を見せてもらう事ができました。私だけでなく、私の両親も演奏会があれば足を運んでくれて「音楽っていいねぇ。」と目を細めています。もちろんまだ中学生ですから単純に眠さが勝って、「あ〜辛い。朝練行きたないわ」という日もありますし、「全然休みないわ」とブツブツ言う日もあります。ブツブツ大歓迎です。家の中ですから。気を貼る場所、気を抜く場所があって当然ですよね。でもブツブツ文句に同情はしませんが笑。

先日、娘が「知らん。」といったスカパラのライブに娘と二人で行きました。テナーサックスはもちろん色々な楽器を魅せる、聴かせるライブに娘もとても喜んでいました。これで娘の世界もまた少し広がったでしょうか。

そして今日は六年生の息子のマラソン大会でもありました。長距離より短距離が好きな息子。毎年あまり喜んでいなかったマラソン大会なのに今年は何も言いません。むしろ放課後の練習にも楽しそうに参加していました。どんな心境の変化があったのかはわかりませんが・・・今までで一番いい走りでした。努力をすれば、少しずつでも結果につながっていく事を子ども達に教えられる毎日。年齢や、時間のなさを言い訳にしていたらダメだなと思いつつ重い腰が上がりにくい今日この頃ですが、私もちょっと頑張ってみたいなと思う事はいろいろあります。するかしないかは・・・自分で決めないといけませんね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です