京都 ながおかスタジオ 子ども達の気持ちは思うまま? 

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先日、一歳のお誕生日を記念して撮影に来てくださったご家族。可愛い一歳の女の子には三歳になる可愛いお姉ちゃんがいます。今回初めてながおかスタジオをご利用していただくご家族で、お姉ちゃんは「こんにちは」とごあいさつしてくれました。しっかりした三歳さん。ご両親にお名前や住所を記入していただく間、おもちゃで遊び始めました。彼女が気に入ったのは木のおもちゃのバーベキューセットです。狭いながらも用意してあるキッズスペースでおままごと。こちらの撮影の準備もできたのでスタジオの中にどうぞ、と皆さまをご案内。お母さんが「お姉ちゃんおいで〜」と声をかけられました。彼女の返事は・・・「いやだ!」気持ちいいほどはっきりした「いやだ!」でした。「写真撮るねんで」「いやだ!だって今バーベキューしてるから」確かに。言ってることは間違ってないです。今彼女はバーベキューをしているのです。ここが写真を撮影するスタジオとか、そんなこと彼女は今大切にしていません。彼女が今大切にしているのは、バーベキューなのですから。

こちらの声掛けに「いや!」でお返事の子ども達。特にイヤイヤ期の二、三歳の子ども達には毎日の中でよくある光景かもしれませんね。一見するとイヤイヤで返事をする子ども達は自由きまま、思うまま、と思われるかもしれませんが、このイヤイヤにはちゃんと子ども達の気持ちがあって、お家の人からしよう、と言われていることが嫌なわけではなくて今自分がしていることのキリがついていないから今すぐは嫌なのよ。でもまだそれをうまく伝えられないから「いや」の一言で伝えるのよ・・・子どもの気持ちから見ればそんな感じなのだろうと思います。いやだいやだとひっくり返って泣くのも自分の思うままなわけではなくて、自分の今している事を否定されたような気持ちになるからかもしれません。もう少し大きくなれば物事の順序がわかるようになってきて、「これを作り終わったら行こうね。」とか、「これを読んだらおしまいにしようね。」という見通しも少しずつ立てられるようになってきます。が、もちろん、だからと言っていつもすんなりいかないのが子ども達でもありますが 笑。

さて、三歳のお姉ちゃん。「いや!」だけでは済まずに「いや!バーベキューしてるの。写真撮るなんて大嫌い!」・・・まぁまぁそれは大変。せっかくスタジオに来てくれたのに写真を撮る事を嫌いになってもらうのは私たちも悲しいですから。でもわかっています。写真を撮る事が嫌いなのではありません。バーベキューがまだ焼けていないのです。だから私は、彼女にこう提案しました。「写真を撮る場所まで頑張ってバーベジュー運ぼうか。おばちゃんがよく焼けるようにこの炭入れるよ。手伝ってくれる?」お姉ちゃんは「いいよ!」と綺麗に並べたバーベキューをスタジオに運んでくれました。時々、焼けたかな?と様子を見ながら一歳の妹ちゃんと一緒に笑顔で写真を撮りましたよ。ありがとう。

 

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