京都の写真館 ながおかスタジオ 楽しかった七五三その2

ながおかスタジオのHP     

二歳の女の子のお話です。二歳五ケ月の彼女は背が高いので迷われたのち数え歳での七五三の撮影を選ばれました。当日までににスタジオに来ていただく時間がなかったので七五三の撮影の当日に彼女に会いました。彼女に会うのはお宮参り以来二回目です。赤ちゃんだった彼女はすっかり大きくなっていてとっても可愛く、歳の離れたお姉ちゃんも二人いらっしゃるのでしっかりとしている印象です。七五三の着物はお家からご用意くださいました。お姉ちゃん二人も着た赤い可愛い着物です。が、七五三の着物を見たのは撮影当日が初めてだったようで・・・お家で着物を見せて拒絶されたら困るとの事でした。それもとってもお気持ちわかります。スタジオも初めて、着物も初めての彼女は今から何をするのかわからない事がすでにお気に召さなかったようで髪の毛もセットしたくない、着物も着たくない、写真も撮りたくない、のないないづくしでした。彼女にしたら、急に知らない場所に来て見た事のないおばちゃんに(何せ以前会った彼女は生まれて一ヶ月の赤ちゃんだったもので・・・)髪の毛可愛くしようねとか言われてもびっくりだし着物も着た事ないし、と言いたかったはずです笑。 彼女一人の撮影を予定されていたのでその日はもう撮影はなしにしてまた別の日にチャレンジしていただけるとのことでした。こういう時は本当に申し訳なく思いますし、自分の力不足を痛感します。その日から二週間後、再び彼女がスタジオに来てくれました。私の顔は何となく記憶に残してくれていたみたいで髪のセットも着物のお着替えもさせてくれました。写真の撮影になると少し緊張したようでしたが。

そして先日、撮影した写真を選びにまたまたスタジオに来てくれました。もう慣れてご機嫌の彼女はキッズスペースで遊びながら私にもおもちゃを見せてくれたりおしゃべりしてくれたり。今日の夜ご飯はお肉と白いご飯がいいねん、とまでお話してくれました笑。お母さんと「七歳の七五三はきっとバッチリだね。」なんて話しながら彼女とも遊んでいたのですが二歳の彼女には彼女なりの理由がきちんとあって、それを瞬時に理解しながら撮影ができるように進めてあげる事は決して容易でない事もあるけれど、やっぱりお人形のように決まった表情だとかモデルさんばりにキメたポーズをするよりも子ども達の自然な表情や仕草が私は好きなのでもっともっと精進していかないといけないなぁと、隣で遊ぶ彼女を見ながら思ったのでした。これも今年の七五三の大切な思い出となりました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です