京都 ながおかスタジオ 遠足で

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今日は幼稚園の遠足でした。撮影に何年か同行させていただいている中で今回は初めての場所でした。芝生の小高い山になっていて遊具も少しあって大きな木もたくさんの自然溢れる素敵な場所。観光バスから降りてきた子どもたちの表情がワクワクしないわけがありません。「早く遊びたいなぁ〜」・・・口々にお話しています。今すぐにでも遊びたいところではありますが、まずは大きな木の下に背負ってきたリュックをおろしてリュックから敷物を出すところから始めます。この動作が年少さんにはなかなか大変なのです。こちらの幼稚園は遠足の時には年長さんと年少さんがペアになるようにされています。年中さんは年中さん同士でペアになります。この取り組みはなかなか素敵だなと思います。

私たちがまだ小さ子どもだった頃は近所の子ども達、年齢関係なく遊ぶ事ができる機会がたくさんありました。年齢が上のお兄ちゃん、お姉ちゃんの後ろにいつもくっついて遊んでいましたし、色々な遊び方も教えてもらいました。家の前や公園でまだ小さな子ども達を含めて遊んでいてもあまり心配のない時代でした。でも最近は心を痛めるような事件がたくさんあったり、子ども達だけで遊ばせる事も心配がたくさんでだんだんと難しくなってきましたね。子どもたちも習い事があったりで忙しい毎日でもありますね。たくさんの習い事で自分の可能性を広げていく事ができたり、自分の好きな事を見つける事ができたり。それもとっても素敵な事ですね。そうして近所で異年齢の子ども達が遊ぶ事のできる機会が減った今、幼稚園で年長さんと年少さんがペアになって、お互い色々な思いや経験をしながら過ごす事ができる時間があるのは幸せだなぁと思います。

先ほどの話の中の、リュックから自分の座る敷物を出す動作にしても、年中さんにはもうお手の物でも年長さんには難しい事もあります。泣きそうな顔になる子だっています。私も手伝ってあげたい気持ちをぐっと心にしまい込んで様子を見ていると、ペアの年長さんがそれに気づいて声をかけてあげます。「どうしたん?」「できひんの?」自分よりずっと背も小さな年少さんに合わせてあげるように自分の背をかがめて話す姿を見ると、もうなんとも言えない幸せな気持ちになりますし、年長さん、年少さんどちらのお家の方にも見ていただきたいなぁと思います。お手伝いをしてもらった年少さんも「ありがとう。」ってきちんと言えます。私が言うのもなんですが、みんな身体はもちろん心も素敵にいっぱい成長しているんですね。遊びの場面、お弁当の場面・・・色々な場面で心がほっと温かくなるような姿を見せてもらいます。いっぱい遊んで手をつないで観光バスに向かう後ろ姿に手を振りながらわたしもいつも、「ありがとう」って心から思うのです。さあ明日は遠足第二部。また可愛いみんなに会えるのがとっても楽しみです。

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