京都の写真館 ながおかスタジオ  写真館で撮る遺影写真 

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あまり大きく打ち出してこなかった、「写真館で撮る遺影写真」。まだ若かった頃は心のどこかでなんとなく「写真館で遺影写真を撮りましょう」、と言えない自分がいました。いろいろな撮影をさせていただいている写真館ではあるけれど、遺影写真を撮ることを誘うということが、当時の私にはあまりいいことのように思えなかったのです。でもだんだん歳を重ね、色々な場面、もちろん死に直面する機会も少なからずあり、遺影写真に対する思いの変化も出てきましたが、それ以上に何よりも一番に、お客様のお気持ちと言葉で大きく、「写真館で遺影写真を撮りましょう」、と言える気がしたのです。ある日ながおかスタジオにご来店されたお客様。お客様のお母様が亡くなられた時に遺影のための写真が必要になったものの、ちょうどいい写真がなくてやっと見つけた小さなスナップ写真から背景などを消して作ってもらったそうです。が、やはり大きく伸ばされた遺影写真にお母様本来の表情は薄れ気味で、お母様にも申し訳ない気持ちになられたそうで、ご自身はきちんと遺影用としての写真を撮って残したいと思われたとのことでした。また、別のお客様は写真を撮っていなかったから同じくスナップ写真を引き延ばして作った奥様の遺影写真は奥様とは何だか違う気になるとおっしゃっていました。確かに昔の遺影写真のイメージは小さく写った写真を大きく引き伸ばされて画像は鮮明ではなくどこかぼやけた、その方の表情までわかりづらいやや不自然なものが多い気がします。そう、「見慣れない顔」である気がするのです。

遺影写真は人生の最後の日からずっとずっと飾られていくあなたの姿です。そしてご家族が日々見続けていかれるものでもありますね。ご家族は時に遺影写真に語りかけらるでしょう。その遺影写真が笑顔であれば、遺影写真を見る皆さんにも自然と笑みがこぼれるでしょう。ご自身の好きなお洋服を着られていたり、何か趣味のものを持って撮影されてもいいと思います。遺影写真を見れば故人との日々が思い出されるような、故人とご家族を繋ぐ・・・そんな遺影写真は間違いなく素敵な遺影写真ではないかと私は思います。

だから私はあえて言ってみようと思います。皆さんは「遺影」として遺したい写真をお持ちですか?お持ちでなければながおかスタジオで、皆さんが大切な方に「遺すため」の写真をいつかではなく、今撮りましょう。

そしてその遺影写真ですが、昔のようなモノクロのものではないぶん、女性のお客様であればいつもより少し念入りにお化粧をされるとより素敵な仕上がりになると思います。普段お化粧をされていてもファンデーションに口紅だけという方もたくさんいらっしゃいます。口紅は塗られない方もたくさんいらっしゃいます。もちろん普段はそれでいいと思います。が、せっかくの遺影写真ですからいつもに少し加えたお化粧をしてみませんか。眉毛も書き足してみたり、頬紅もつけると顔色も表情もぐんと明るくなります。しばらくお化粧なんてしてないから、とおっしゃらずに素敵な皆さんの笑顔を遺すことを、楽しみな事と捉えていただけたら嬉しいです。そしてそのお化粧のお手伝いはながおかスタジオでさせていただきます。皆さんご自身はもちろんご家族が遺影写真を撮る事を迷われていたり、少しでも興味をお持ちであれば一度ぜひながおかスタジオにお立ち寄りください。もちろんお電話でもお話をお伺いできますのでいつでもお問い合わせ下さいね。

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