四月になりました。ながおかスタジオのすぐ側の桜並木も満開が過ぎ、風が吹くと桜吹雪がチラチラと舞っています。木によってはすでに葉っぱが出始めているものもあり、綺麗な綺麗な桜も終わりに近づいてきているのかと思うと寂しいです。が、新緑の季節をまた楽しみにする方が前向きで素敵なのかもしれないですね。四月は入園、入学、就職・・・また新たなスタートを切る方もたくさんいらっしゃるでしょう。もちろん、進級される皆さんも新しいスタートですね。新しい始まりには楽しみと不安が入り混じるものです。それは小さな子どもも大人もきっと同じ。特に初めてお家の方の手から離れて保育園や幼稚園に入園する子どもたちはしばらく涙、涙の毎朝かもしれません。それまでずっとお家の方と一緒だったのですから無理もありませんよね。いっぱい泣いても行くのを嫌がっても必ず園の生活に慣れる日はやってきます。泣いた子を置いていくのはお家の方には後ろ髪を引かれるような辛い気持ちもあるかもしれませんが大丈夫。何とかなります。園には先生もお友だちもいますから。泣いてもちゃんと顔を上げて切り替えていくことができるのが子どもたちのチカラです。大人になるにつれ、楽しみよりも不安の方が大きくなって、みんなの前で子どものように声をあげて泣くわけにもいかず・・・なかなか大人も大変だなぁと思います。ストレスという言葉を使うことが、私は昔は好きではありませんでした。誰もがいろいろな思いを抱えながら生活をしているのに自分だけが甘いんじゃないかとかストレスとか言ったらダメなんじゃないかとか、弱音ははいたらダメなんじゃないかとかなぜかはわかりませんがとにかくそんなことを思っていました。でもその我慢が結局少しずつ少しずつ私の中の疲れイコール、ストレスになっていたのだと思います。
勿論、何でもかんでも言えばいいものではないと思いますし、場の空気を読んだり、人の気持ちを考えたり・・・大切なことも色々ありますが疲れた時に素直に疲れた、聞いて欲しいことがある、ちょっと手を差し伸べて欲しい・・・そう言える場所や人の必要性はものすごく感じます。話を聞いてもらったり少し共感してもらったりするだけでまた力が湧いてくる・・・そんな経験を皆さんもお持ちだと思います。新しい環境に身を置かれる大人の皆さんも子どもたちもほっと出来る時間や場所が少しでもたくさんありますように。入園、入学、進級、就職・・・どれも決して当たり前ではなく、感謝すべき素晴らしい節目です。嬉しいその日のお姿やお気持ちをぜひ写真にも残していただきたいなと思います。
これから始まる人生のいろいろな記憶を、ながおかスタジオで「残すための写真」として撮りましょう。皆様のご来店をお待ちしております。