京都の写真館 ながおかスタジオ 遺影写真を撮るということ。

ながおかスタジオのHP  

「遺影写真の撮影を」と、ながおかスタジオを訪ねてくださるお客様が増えている中、私も遺影写真というものをとても考えるようになりました。遺影写真にマイナスなイメージは持っていません。この仕事をしているからというのもあるかもしれません。それは、何よりも実際にながおかスタジオに来てくださって写真を撮影される姿、撮影させていただいた写真を選びに来てくださる姿、出来上がった写真を見て喜んでくださる姿。それらを目の当たりにしているからなのかもそれません。遺影写真をお考えでながおかスタジオに来てくださるお客様は、写真撮影ということ自体が久しぶりだとおっしゃる方がほとんどで、写真を撮られることが苦手だと思い込まれていたり、歳をとったから写真に写るのが恥ずかしいと思っていらっしゃったり。それでもスタジオに足を運んでくださったということはそれだけ遺影写真を大切に思ってくださっているのだと私は捉えています。そして先日、遺影写真の撮影に来てくださったお客様からアンケートのお返事をいただきましたので下記にてご紹介させていただきます。

 

このたび結婚六十年の記念として、併せて葬儀遺影にも使うため初めてスタジオ写真をお願いしました。遺影については人それぞれの考え方がありましょうが私は「昨日まで逢って話した雰囲気そのままで参列の方々にお別れとお礼の目差しを」と考えていますので、以前の行事やスナップ写真からの抜き出しは没としました。結果貴永の写真の出来栄えにとても満足しています。本当に有難うございました。年輪が増える度に撮り直しが必要になろうかとこれも新しい楽しみになりました。

 

遺影写真をご自身でご用意されるということはマイナスなものではないと思います。のちに写真を毎日眺めることになるであろうご家族を想えばなおのこと素敵な愛情表現ではないでしょうか。そして、年輪を重ねて行かれるお客様と何回もスタジオでお会いすることができたらこんなに嬉しいことはありません。

 

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