随分と日があいてしまいました。紅葉の見頃が終わるとともに七五三シーズンもあっという間に終わりました。この秋も七五三の撮影でたくさんの子ども達とご一緒させていただきました。この間まで赤ちゃんだと思っていた子がもう三歳の七五三を迎えるなんて私達も感激してしまいます。お家の方なら尚更でしょう。大変だと感じた日のことも一瞬で忘れてしまうような子ども達の晴れ姿にみなさん一様に目を細めていらっしゃいました。七五三の五歳の男の子のちょっと照れて恥ずかしがる仕草も、ふと見せる逞しい表情もとても可愛いものですし、七歳の女の子のあどけなさと大人びた雰囲気のどちらもとってもいいもので、どの年齢の撮影もとても楽しませていただきました。
三歳児さんってとっても面白くて、赤ちゃんでもないけれどしっかり子どもでもないというか、その日のその瞬間までご機嫌がつかめないところがあって場所見知りや人見知りなど不安を少しでも減らせたらと事前に一度ご来店いただくことが多いのです。だからといってそれが全て当日のご機嫌にうまくつながるかと言われたらそうはいかないこともあります。ご機嫌で過ごせていてもあっという間にご機嫌斜めになることも。お家の方にとってはとてもハラハラされるでしょうがこれもしっかりと成長されているということなのでしょうね。どうしてもご機嫌が戻らず、その場は諦めてまた別の日に再撮影、ということもありました。お時間を作ってくださって本当にありがたいです。改めて時間を作ってでも三歳の七五三を写真に残したいと思ってくださるお家の方の気持ちが通じたのか否かはわかりませんが、だいたい再撮影の際はこの間がうそのようにご機嫌、しかもとびっきりご機嫌という子ども達が多いのもまた三歳児さんの魅力といったところでしょうか。
七五三の撮影の時にいつもいつも思うのは「あぁ、子ども達の目ってなんでこんなにキラキラキラキラ、綺麗なんだろう・・」ということ。ずっと見ていられるくらい綺麗です。子ども達のその目を見ると、スタジオで撮影させていただくこの仕事をとても嬉しく思うとともに、もっともっと頑張ろう！と思えるのです。
七五三の撮影を十一月までに都合がつかなかった方、お子さんが当日体調を崩されていた方など、十二月でも撮影をされる方はもちろんいらっしゃいます。写真に残してあげるというお気持ちが何よりですから迷われることなく撮影にお越しくださいね。仕上げの作業も進めておりますので撮影していただいたお客様にはもう暫くお待たせをしますがどうぞ楽しみにお待ち下さい。