京都 ながおかスタジオ ちょうどいいってなんだろう。

tomishima1644

皆さんはお家やお出かけされた場所で写真を撮るときにどのように撮っていらっしゃるでしょうか。対象が小さなお子さんであればこっちを向いてと言ってもすんなりこっちを向いてくれないし、動き回るし、カメラを見たら見たで毎回同じ、バッチリ決めポーズをするから不自然で・・・お客様からもご近所のママさんからもよく聞く言葉です。実際、そういう事あるなぁと思います。もちろん写真の撮られ方に正解、不正解はないと思います。でも確かに、ただそれが自然であるか不自然に見えるかでは写真の印象は随分違ってくると思います。

スタジオで写真を撮る時もいろいろな事を考慮します。ご家族写真であれば皆さんの人数、服装や身長など、親類の皆さんもお揃いならそのご関係などお客様とコミュニケーションをとらせていただきながらどのような構図、立ち位置だとより自然に、なおかつ皆さんの、今の良さをどれだけ引き出すことができるかをカメラマンは考えます。椅子の種類、置き方一つでも写真の印象はガラリと変わります。大人の方であれば手の組み方、足の出し方などもこちらからお声掛けさせていただきます。それから後は皆さんがリラックスして普段のにこやかな表情で撮影できるよう、和やかな雰囲気で撮影を進めていきます。七五三であればその年齢らしさを何よりも大切に。こちらから細かくポーズなどを決めてしまうと、子どもらしさと何よりもその子らしさは失われ、指示されたポーズをしなくちゃと、表情も硬くなってしまいます。ですから例えば三歳児さんであれば草履を履いた足元がおしとやかにぴったりくっつかず多少開いてしまっても、片方のつま先をピョコンと立ててしまってもそれはそれでとても可愛らしいと思います。

子どもたちの撮影をさせていただく時に大切なのは子どもらしさと子どもならではの品の良さ。最近はファッション雑誌のように大人のモデルさんばりにメイクを施してポーズを決めた写真や、真逆の、ナチュラルな雰囲気を重視してセットや小物たくさん使った写真も人気ですね。確かにどちらも素敵です。が、大人顔負けのメイクやポーズでは子どもらしさや子どもらしい品をなくしてしまうでしょう。ナチュラルさばかりを求めるとかえって自然な雰囲気をなくします。いずれにしてもやりすぎてしまうと子どもたちのふとした表情や仕草を見逃してしまいます。ちょうどいい具合を見つけるのが、ながおかスタジオのカメラマンはうまいなぁと、手前味噌ではありますが撮影をしながら感じております。カメラマンのちょうどいい声かけによって子どもたちはいい表情を浮かべてくれています。

ちょうどいい・・・私の好きな言葉の一つです。ちょうどいい味つけ、ちょうどいいお湯加減、ちょうどいい温度・・・ちょうどいい、の感じ方は皆さんそれぞれ違います。皆さんのちょうどいい、を見つけてそれにお応えできるような写真、スタジオでありたいなぁと思います。

http://www.nagasta.com

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です