京都 ながおかスタジオ 写真は高い?

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写真は高い?・・・物の値段やそれに対する価値観は人それぞれだと思います。高価なお洋服、お手頃のお洋服。高価な食材、そうでないもの。もちろんどちらがいいか決まっているわけでもありません。高価なお洋服を大切にずっと着るのも素敵ですし、お手頃のお洋服でバリエーションを楽しむのも素敵です。高価な食材を、何かの記念やご褒美的にいただくのもきっと最高に美味しいでしょうし、価格を抑えた食材でお家の味に調理すればきっとたまらなく美味しいお家ご飯になるでしょう。

写真はどうでしょう。一度撮影した写真はお洋服のように気分で表情を変えられません。お宮参り、お誕生日に七五三、ご入園、ご入学にご卒業、成人・・・当たり前のようですが、その時はその時だけ。後からその姿を残すことは、残念ながらできません。ですからながおかスタジオにご来店いただきまして撮影をさせていただく際には背景や立ち位置、椅子の置き方など細部までこだわらせていただきます。皆さん同じ背景、同じポーズ、同じ椅子で同じように撮影すればスピードアップ。たくさん数をこなせるかもしれません。でも、皆さんの大切なその時その時を、皆さんの心を写真に表すのに、みんな同じマニュアルに沿ったポーズで表せるはずがないと思いませんか?

撮影が済むと、後日写真を選びに来てくださる時の用意をします。たくさんシャッターを切らせていただいておりますが、ほぼ変わらない表情の写真があれば除かせていただいております。たくさんの枚数をやみくもに並べていくとお客様自身も見るだけで疲れてしまってこれだと思う写真を選びにくくなったりするものです。写真を選びに来ていただき、写真の枚数や大きさが決まれば撮影したカメラマン自身が順番に仕上げの作業に入らせていただきます。ご家庭で撮影された写真と同じように撮った写真のデータをプリントショップに持って行ってプリントというわけにはいきません。選んでいただいた写真を一枚一枚パソコンの画面に映し出し、全体のライトの当たり具合、陰影などを確認していきます。修正作業というと不十分、不適切な所を改め直す・・・あまりポジティブな気がしないでもありません。写真では、レタッチ作業と言わせていただいたり、作画作業といわせていただいたりしています。こうして時間をかけてのレタッチ作業が終わりましたら、皆さんに選んでいただきました写真が、フォトブックにしていただくのであれば写真が生きるようなレイアウトを考え製本し、台紙であれば一枚一枚皆さんとの撮影の時間を思い返しながら貼り付けの作業をさせていただきます。作業が丁寧であればあるほどそれなりに時間を要します。もちろんこれはながおかスタジオの写真の仕上げ方であり、そうでないスタジオもたくさんあるでしょう。

皆さんにお渡しできるまでに、二週間から1ヶ月。大切な時間とお金をながおかスタジオに使っていただきました皆さんに、心に残る一枚をお渡ししたいという私たちの思いから少しお時間をいただいております。後から戻すことのできないその時を、ながおかスタジオの写真で残しませんか。皆様のご来店を心よりお待ちしております。

http://www.nagasta.com

 

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