京都 ながおかスタジオ 幼稚園の遠足はドラマがいっぱい

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新緑が目に気持ち良い毎日。幼稚園の遠足の撮影に行かせていただきました。向かうは園からバスでほど近い競馬場の、大きな大きな芝生の広場です。幼稚園生活に慣れた頃の年少さんにはちょうどいい距離だなと思います。いつも園のバスが到着するより早くについて子ども達の到着を待ちます。だって、わくわくしてたまらない子ども達の顔を見るのがとってもとっても楽しみなので。あ、バスが来ました!バスも心なしか弾んでいるかのように見えます。私たちの姿を見つけて大きく手を振ってくれる子ども達。バスが止まると順番にバスから降りてきました。小さな背中にリュックサックを背負って次々と降りてくる姿はもう可愛くてたまりません。遠足では年長さんと年少さんがペアに、年長さん同士がペアになって行動します。まだまだ小さな年長さんも幼稚園では一番のお兄さんお姉さん。さらに小さな年少さんの手を引いて、自分が今日は年少さんを見てあげるんだという気持ちが全身からひしひし伝わってきます。さあ、芝生の広場に向けて歩き出します。キラキラの芝生がみんなを迎えてくれています。子ども達もニコニコがとまりません。なんていい表情なのでしょう。今すぐ遊びたいけれど、まずは背中の荷物を下ろさなくちゃ。大きな樹の下に持ってきた敷物を並べるようです。が、これが年少さんにはまだまだなかなか大変なのです。リュックサックを背中から下ろす→リュックのチャックを開ける→敷物を出す→リュックのチャックを閉める→敷物を敷く→紙の上にリュックを置く・・・ね、沢山することがあります。頑張って敷物を出せたと思ったら気持ちいい風がピューっと吹いてバタバタと敷物を揺らします。敷物も押さえなくちゃいけないしリュックはどうしたらいいかわからないし・・・悲しくなってしまう年少さんもいます。涙が出そうになる子もいます。私もずっとそばで見ているのですが、もちろん私が手を貸すわけにはいきません。でも大丈夫。だって今日はペアちゃんがいてくれますから。自分の用意を終えてから自分の敷物の上に年少さんのリュックを置かせてあげて、敷物を出すお手伝いをする年長さん。自分の用意は後にして先に年少さんのお手伝いをする年長さん。どちらも微笑ましい光景です。そうしてみんな助け合いながら用意ができたらさあ、お弁当の時間まで遊びます。でも、敷物の用意をしたことで気分はすでにお弁当、な年少さんもいます。「遊ばない!お弁当食べたいの!」自分の気持ちがちゃんと言えます。行こうよ、と手を差し出してもヤダヤダの年少さん。困ったな・・・早く遊びたいのにな・・・そんな気持ちもあるでしょうに怒ることも急かすこともなく話を聞いてあげる年長さんです。そんな様子を見ているとちょっと自分が恥ずかしくなってしまいました・・・私はこうやって子どもたちの声を聞いてあげられてはいないな、と。そんな優しい年長さんの言葉がけでお弁当はもう少し待って、遊ぶことを選んだ年少さん。二人手をつないで遊具へと駆けていきました。その後ろ姿の可愛いこと。

遊んだ後はお楽しみのお弁当。お家の方が作ってくださったお弁当が嬉しくて嬉しくて「見てみて」とたくさんの子ども達がお弁当の中身を見せてくれました。どれもこれもとっても美味しそう!小さなお弁当箱にお家の方の愛がいっぱい詰まっていました。お弁当箱の開け閉めもお手拭きの開け閉めもお箸箱の開け閉めも、すんなりとはいかないこともありました。敷物の上にありさんが遊びに来てびっくりした子、怖がった子・・・たくさんの経験をしたと思います。いろんな気持ちを味わったと思います。優しさにもたくさん触れたと思います。遠足は外に出かけて遊ぶだけではもちろんありません。バスの中から何もかもが子ども達には日常とはまた違った素敵な経験。そう、もちろんすんなりといかなかったことも、ちょっと難しかったことも素敵な素敵な経験だと思います。小さな彼や彼女たちの姿は本当に本当に素晴らしいのです。幸せな時間をありがとうございました。

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