京都の写真館 ながおかスタジオ 卒業 毎日が急ぎ足で

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気がつけば三月も半ばになりました。この間年賀状を書いた気がしますし、この間節分の豆を食べた気もするのですが・・・日が過ぎるのが本当に早くて私は何を勘違いしていたのか来週と思っていた娘の卒業式は今週でした。ちょっとやることが重なるとどこかに支障が出てきてしまい、それが自分で許せなくてそれをカバーすべく余計に頑張ろうとして結局それが空回りになって・・・見事な悪循環となって余計に自分自身が嫌になる。なんだかなぁと思います。「一升ますには一升しか入らない」とはよく言ったもので、それ以上は私にはなかなか難しいんだなぁと思います。「日常」って繰り返しで、朝起きてお弁当を作って朝ごはんを作って、洗濯をして食べた食器を洗って掃除をして買い物に行って、私はスタジオにいるのでお昼ご飯を作ってまた食器を洗って、仕事が終われば夜ご飯を作って昼間に取り込んだ洗濯物をたたんでまた食器を洗って明日のお弁当の下準備をして・・・なんて書き出したら果てしない気がしますがこの毎日の同じことの繰り返しこそが「暮らし」ということなのかなと思います。でも私の中でこの「同じこと」は決して同じではなくて毎日の中で幾つかは抜け落ちていきます。それは「掃除」の中のいろいろで、例えば全部の部屋の掃除機をかけるとかトイレ掃除とか洗面所の掃除とかそういうことは毎日無理をしなくてもいいやと思えるようになりました。思えるようになった、というのは、以前は全てをちゃんとしていないと「自分はだめだ」と思ってしまっていました。忙しい人なんて周りにはいっぱいいらっしゃるし、ちゃんとできていない自分はただ怠けているだけなのではないかと思っていました。でも怠けているわけではありません。特に家事は一人で抱え込まないといけない状況になるとなかなか大変で家族の協力があればとても嬉しいことだと思います。もちろん実際には仕事をしながら全ての家事を完璧にこなされている方もたくさんいらっしゃいますが、それでも少しの言葉かけとかお手伝いがあると嬉しいものですよね。

その「お手伝い」をわりとしてくれる長女がこのたび中学校を卒業しました。中学校の三年間はみなさんおっしゃる方が多い通り、あっという間に過ぎました。特に三年生になってからは余計に早く感じました。でも、あっという間ではあるけれど中学生の多感な時期の三年間は中身が濃かったなぁと思います。まだまだ幼いと思っていた彼女はマイペースながらもしっかりとして頼りになる面がたくさん出てきました。親バカですがいつも笑顔を絶やさない、人の気持ちをわかろうとする子だなと思います。小さな彼女を抱っこして、ベビーカーに乗せて、ある時は手をつないで、自転車に乗せて・・・そんな日々を思い返すとその成長に涙が出ますが今では私の服や靴も借りていくほど本当に大きくなりました。すぐうたた寝をする私を起こしてお布団にいくように促すのも彼女の役目です。日々の中で彼女にはどれほど助けてもらっているでしょう。卒業式の日も彼女はやはり始終笑顔でした。三年生のクラスのお友だちも担任の先生も最高だった彼女は「後二年くらい今のままがいい」と常々言っていましたから寂しさもあり、きっと心では泣いていたのかもしれません。それでも彼女は笑顔を絶やしませんでした。我が子でありながら一人の人として彼女から教えられることはたくさんあります。これから始まる新しい毎日、大きな壁もあるでしょうし泣きたいこともたくさんあるでしょうが、彼女の笑顔が絶えることなく充実した毎日になることを願います。そして、ここまで大きく成長したことに私は感謝をしないといけないなと思っています。当たり前の日常は決して当たり前ではないのですから・・・

ご卒園ご卒業のみなさん、おめでとうございます。心も体も元気で笑顔に満ちた毎日になりますように。

 

 

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